源宗寺本堂と「木彫大仏坐像(平戸の大仏)」の概要2


 

源宗寺本堂と保存の歴史

現本堂が建つこの位置には、茅茸屋根の建物が元来存在していたと推定され、それを前身本堂として寛文2年(1662年)に勝願寺の第一四世玄誉上人による一万日念仏供養が成された。
その勤行の折、本尊となる薬師如来像と観音菩薩像の制作も担われている。

源宗寺中興の祖となる第五世含誉上人は、元禄10年(1697年)までに境内の御堂の建立を成し、また、元禄14年(1701年)には本尊となる大仏の再興が図られており、翌年春に大供養が営まれた。
これら大仏が元禄期における新たな制作なのか、あるいは寛文期制作のものの修理であったかは、現段階では不明である。

正徳3年(1713年)に何らかの理由で大仏は損傷し、近隣村々の援助を受けて修復が成されたが、寛保2年(1742年)8月の大洪水では再び二体の大仏は破損したことが考えられる。
その後、第八世喚誉上人が現本堂の再建を行い、大仏の修復にも努めたと伝わる。明治維新後に荒廃した経緯もあるが、地元住民及び檀家各位の尽力にて仏像及び本堂の保存維持が現在まで進められている。

熊谷市立江南文化財センター
山下祐樹

 


 

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